それは2019年11月、七志たまプラーザ店を全面改装することから始まりました。
それまでの七志は、男性客が中心ですが女性も入りやすくファミリーで来れるお店、として展開していました。
しかし、男性客中心のラーメン店はどこにでもあり、またファミリーでも利用しやすいお店も増えてきています。
そんな中、「七志は他のラーメン店と何が違うのか?」をはっきりお客様に認識してもらわないといけない。
「ただのラーメン屋」の一つと思われると、お客様にとって大きな意味を持たない存在になる。
そのように考えるようになっていました。
ラーメン店は男性向けのお店が多い。
女性もラーメンを食べるが、居心地の良い雰囲気や接客のお店ではなくてもその点は我慢して利用する。
女性が我慢をせずとも楽しく快適にラーメンを食べられるお店なら、お客様にとって「意味のある存在」となるのではないか?
もともと七志は「食事は単にお腹を満たすだけではなく、心まで満たすから価値がある」という想いのもとスタートしています。
食事でお客様の心(感情)に変化をもたらそうとするなら、感受性の高い女性との相性が良いはずです。
最終的に「七志」はファミリーの中心となる女性、つまり「ママ」の心に響くラーメン店を目指す。
女性一人でも入りやすい、同僚やママ友とも使える、もちろんファミリーでも利用できる。
そんなお店を目指すことにしたのです。
たまプラーザ店の改装では、インダストリアルモダンと言われるデザイン調で、カフェの様な作り。
テーブル席が中心。
接客はソフトで笑顔が絶えない心地よさ。
楽しくて飽きのこない様々な限定メニュー。
「子どもラーメン教室」や七夕の「夢のラーメンお絵描きコンテスト」など、母子で楽しめるイベント。
ママたちから、「七志って他のラーメン店とは違うよね。このお店が一番好き!」
こんな風に思ってもらえることができたら、自分たちは意味ある存在だと誇れる。
七志たまプラーザ店の改装が、今私たちが目指す場所にたどり着くスタート地点だったのです。
それ以降、店舗を改装する際には、たまプラーザ店の雰囲気に合わせるようにリブランディングをしています。