小学校3年生プロデュースのラーメン①

それは昨年6月末に、七志中山店の近くにある中山小学校の先生よりお電話を頂いたのが始まりましでした。

小学校3年生の担任の先生からで、「総合的な学習の時間」で、地域の人に喜んでもらえるラーメンの開発と販売に協力してもらいたい、との内容でした。

電話の後、先生より次のようなメールを頂きました。


小学校では「総合的な学習の時間」という学習が年間で70時間確保されていて、
この時間は、子どもたちが自ら課題を設定して、その課題を解決するために地域の人と関わりながら
様々な見方や考え方を身に付け、生きるための力を育むことがねらいとなっています。

今年度の総合で取り組むテーマを、子どもたちと考えていたときに
食べることが大好きな子どもたちは「食」に関わることをテーマに
1年間研究していきたい!という気持ちで話がまとまりました。
(この時点で、栽培・販売・商品開発などのキーワードが出ていました)
土日が明けて月曜日に登校した際に、クラスの一人の女の子が、
七志ラーメンさんの「夢のラーメンお絵描きコンテスト」の応募用紙とポスターを家から持ってきてくれて、
クラスの子どもたちに見せてくれました。
ぼくも七志ラーメン好き!という声がいくつもあがり、
ラーメンのコンテストっておもしろそうだから、みんなでチャレンジしてみようよ!
という話になりました。27人みんなで応募してもいいか、お店の人に聞いてみるねと
子どもたちに答え、本日ご連絡をさせていただきました。

また改めて、年間計画をお送りしたいと考えていますが、…
(一部省略)…今回、中山のまちの人と繋がって、中山ならではのオリジナルの商品を開発することを通して、
七志さんのラーメンの美味しさをたくさんの人に発信するとともに、子どもたちと楽しく学ぶことができたら
本当に有難く、幸せなことだと思っております。
どうぞよろしくお願いいたします。


私たちが協力することで子供たちの学びにつながるのならと、即座にOKしました。

そして子供たちは翌7月の七夕企画の「夢のラーメンお絵描きコンテスト」にクラス全員で応募。

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「夢のラーメンお絵描きコンテスト」は、「こんなラーメンがあったらいいなぁ~」と子供が願う夢のラーメンを絵に描いてもらい、投稿するという七夕の企画。
前回でちょうど5回目を数えます。

どんなラーメンなのか、どんな食材を使ってビジュアルを表現するのか、どんなテーマのラーメンなのか、を絵で表現していきます。
最優秀賞者のラーメンを表彰式の時にリアルに再現。
そのラーメンを実際に食べてもらうという内容です。

子供が食材や調理に興味を持ち、「食を楽しむ」というテーマで食育につながるようにと企画したものです。

惜しくもこの中から表彰者は出ませんでしたが、そこから彼らの挑戦ははじまったのです。

この時点では私は、今後この子たちが「小学3年生でここまでやるのか!いや、できるのか!!」という活動を全く想像できていなかったです。
彼らの行動は私の想像をはるかに超えていたからです。

(小学3年生プロデュースのラーメン②につづく)